[ジャガイモ] ブログ村キーワード:ペットボトル栽培、ジャガイモ
本ブログをご覧頂きありがとうございます。
少しの時間だけ、ジャガイモのペットボトル栽培のお話にお付き合い下さい。
前回は「ジャガイモ」に多く発生すると言われる'クサギカメムシ'が寄生した影響で、
青々とした葉が殆どなくなり茎がむき出しになってしまうという変わり様に絶句し
絶望的な状況に追い込まれてしまったことをお伝えしました。
もはや、手の施しようがない状態の「ジャガイモ」に再起は限りなくゼロに近いと
思うのですが、その後の様子を観てみることにしましょう。
あれから一週間が経過して栽培開始から112日目を迎えた「ジャガイモ」ですが、
早速その様子を観てみますと予想通りの展開に驚きもせず、
ただただ、悲しい気持ちになりました。
如何せん、株が完全に茶色く枯れてしまっていたのですから…。
ペットボトルでは初めて「ジャガイモ」を育てたとはいえ、
112日間育ててきたことが無駄になってしまったようで悔しくてたまりませんでした。
しかし、これまで「ジャガイモ」を育ててきた中で大きな異変があったことを思い出すと、
まだ最後の望みを捨てるのには早いことに気付きました。
皆さんはお分かりになるでしょうか?
そう。まだ「ジャガイモ」が青々とした葉を茂らせていた頃に
ペットボトル鉢が膨張していたことを…。
つまり、土の中でも生長していて待望の「ジャガイモ」を着けている可能性が
残されているということです。
このため、ダメ元でペットボトル鉢内の土を10(cm)ほど掘ってみて
土の中の様子を観てみることにしました。
10(cm)ほど掘り進めてみたのですが、「ジャガイモ」らしきものが見当たらず、
完全に希望が失われたような気持ちになりました。
でも、ペットボトル鉢が膨張していたという事実は紛れもなく確かなことですので、
必ずどこかに「ジャガイモ」が潜んでいると思い、諦めませんでした。
そのため、少々悪あがきをするようにさらに2(cm)ほど掘り進めてみると、
土面から褐色の物体を確認することができました。
その褐色の物体をよく観てみますと「ジャガイモ」のようで、
あまりの嬉しさに発狂してしまいました。
「ジャガイモ」がなっていることが分かると、先程までの絶望感から一転、
他の場所にも「ジャガイモ」がなっているかもしれないという期待感に変わりました。
そのため、さらに5(cm)ほど掘り進めてみると1個目の「ジャガイモ」が
発見された場所の近くから2個の「ジャガイモ」を見つけることができました。
「ジャガイモ」が複数個なっていることに嬉しくて涙が出てきました。
ところが、その喜びも束の間、この2個が発見された場所はペットボトル鉢の
底に近い場所にあったためこれより下に「ジャガイモ」がなる可能性は極めて低く、
ペットボトル鉢の土を掘り返しても意味がないと思い、
これ以上の期待はせずに諦めました。
従って、これまでに確認された計3個の「ジャガイモ」を収穫することにしました。
どの「ジャガイモ」も小ぶりでちょっとした料理に使える量でもありませんので、
ふかし芋にして食べました。
その味は育てた者にしか分からない格別の味で、市販のものとは違って
シッカリとした「ジャガイモ」本来の旨味とホクホク感を味わうことができました。
この味を堪能したら、「ジャガイモ」をもっと大事に育てればよかったなと
悔やむ想いがありましたが、少なくとも、ペットボトルでも「ジャガイモ」を
育てることができたことは分かりましたので、今回の栽培での数々の失敗を
教訓にしてもう一度、育ててみたいと思いました。
【おしまい】
ブログ管理人 M.Ishii
