02月 11 |
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[ブログ記事] ブログ村キーワード:ペットボトル栽培、
本ブログをご覧頂きありがとうございます。
少しの時間だけ、ペットボトル栽培に関するお話にお付き合い下さい。
ここでは、ペットボトル栽培で使う肥料の種類と用途について
お話したいと思います。
これまでもお伝えしているように、原則としてオレ様のペットボトル栽培では
環境活動の一環で取り組んでいることから、できる限り無農薬、無肥料で
野菜を育てることを心掛けていますが、育てている野菜によっては必要に
応じて肥料を与えることがございます。
この肥料には、無機肥料と有機肥料の2種類があります。
無機肥料は水に溶けやすい性質のため野菜に必要な3大栄養素である窒素、
リン酸、カリウムを十分に与えることができることから効率的に育てることが
できる反面、栄養素が流れ出やすいために定期的に肥料を与え続けなくては
ならず、土の環境が悪くなってしまいます。
一方、有機肥料は有機物が原料となっており、有機物が土の中にいる微生物の
栄養になることから微生物が活性化して健康的な野菜を育てることができ、
無機肥料とは異なり、長時間土の中に溜まる性質を持っていることから
即効性はないものの、土を健康に保つことがてきるというメリットがあります。
このため、オレ様のペットボトル栽培ではできるだけ有機肥料を使うようにし、
野菜の生育状況に合わせて3大栄養素である窒素、リン酸、カリウムを
与えるように心掛けています。
この3大栄養素である窒素、リン酸、カリウムには野菜を育てる上で
とても大切な役割があります。
窒素は葉や茎の生長に欠かせない栄養素で、窒素が不足すると
葉が小さくなったり、葉の色が薄くなるなどの症状が現れます。
リン酸は開花や実の生長に欠かせない栄養素で、リン酸が不足すると
花数が少なくなったり、開花や実着きが遅くなるなどの症状が現れます。
カリウムは根やイモ、果実などの肥大を助ける効果があり、
カリウムが不足すると病害虫への抵抗性が低くなり、イモや根、
果実の肥大が悪くなってしまう症状が現れます。
ペットボトルでの野菜作りをしているときにこれらの症状が現れたときには、
以下に示すような肥料を与えることで対応しています。
●発酵油かす
葉の生育を良くするために用い、窒素分の不足時に追肥として使います。
●バッドグアノ
開花や実着きを良くするために用い、リン酸の不足時や果実の収穫後に
追肥として使います。
●草木灰
根の張りや肥大を促すために用い、カリウムの不足時に追肥として
使う以外にも、種芋の切断面の防腐剤としても使います。
原則として栽培用炭酸水を用いた野菜作りを行っていますが、
このように肥料を使い分けることで、さらに立派な野菜を育てることが
できますので、お試し頂きたいと思います。
ブログ管理人 M.Ishii
