[青シソ] ブログ村キーワード:ペットボトル栽培、ちりめん青シソ
本ブログをご覧頂きありがとうございます。
少しの時間だけ、「青シソ」栽培のお話にお付き合い下さい。
毎年のように育てているような感じがする「青シソ」ですが、
今年もコッソリと育てていました。
ようやく、ブログ記事の移行作業が終わったことを受け、
この間に撮り貯めた写真を公開するべく今年の「青シソ」栽培のお話を
したいと思うのですが、過去の「青シソ」栽培の記事から栽培した回数を
数えてみたところ、今回で7回目ということでほぼ毎年育てていることが分かり、
定番の野菜であるというのもありますけど、育てたいと思わなくても
雰囲気的に自然と育てているように感じます。
そんな「青シソ」は皆さんもご存じの通り'和製ハーブ'と呼ばれ、芽ジソ、
葉ジソ、穂ジソ、シソの実と生長段階ごとに収穫を楽しむことができます。
主に、葉ジソを薬味として利用する機会が多いと思いますが、
手軽に育てることができるペットボトル栽培で「青シソ」を育てれば
使いたいときに収穫して使うことができ、重宝すること間違いありません。
さて、今年の「青シソ」栽培ではその生長段階に合わせて収穫することが
できるのでしょうか?
★品種選び★
「シソ」の栽培品種は大きく分けて'青ジソ'と'赤ジソ'に分類でき、
葉の表が緑色で裏側が赤紫色の'片面ジソ'もあります。
また、それぞれに葉が平らで、
スーパーで市販されている'大葉'という品種もあります。
「シソ」には様々な品種があり、どの品種もペットボトルで
育てることはできるのですが、品種選びの観点から見た場合には
葉に縮みが入っている'ちりめん種'のものが入手しやすくお勧めです。
また、'ちりめん青ジソ'は'ちりめん赤ジソ'よりカロチンや
ビタミンB群等の栄養価が高く、殺菌作用や防腐作用などがあるほか、
ビタミンCが豊富なことからガン予防作用もあるのです。
このことから、今回の栽培ではサカタのタネ社の「青ちりめんしそ」という
品種を選び、生長する様子をお伝えしていきたいと思います。

★播種時期と発芽日数★
品種による多少の誤差はありますが、
「青シソ」の播種時期と発芽日数は以下のようになります。
播種時期:4月中旬~6月中旬
発芽日数:播種後8~12日
発芽率:60%
発芽適温(地温):25~30℃
※ 上記のデータはいずれも中間地(温暖地)によるものです。
★使用する土★
「青シソ」を育てる際に使用する土は、
市販の野菜用培養土であれば問題なく育てることができます。
ただ、市販の野菜用培養土で「青シソ」を育てる場合は
鉢底土を敷いてから野菜用培養土を入れるという手間がかかり、
野菜用培養土の粒子が細かいためペットボトル鉢の底穴が詰まり、
排水不良を起こしてしまいます。
排水不良を起こせば、当然「青シソ」の生長にも影響が及びますので、
この排水性を考慮し、下図に示す'市販の粒状培養土'の使用をお勧めします。

'粒状培養土'は「青シソ」の生育に必要な様々な栄養素を含んだ培養土を
5(mm)ほどの大きさに加熱処理して粒状に加工されているため、
普通の培養土に比べて通気性がよく、土に新鮮な空気・水を運び込む
通り道を確保できることから余分な水を土中の老廃物と共に排水されるため
鉢底土を敷く必要がなく、直接ペットボトル鉢に入れることができます。
今回の栽培では、1鉢につき'粒状培養土'を2(L)使用するものとし、
その一部の培養土を篩にかけて細かな土を抽出して種蒔き用土として
利用しています。

また、栽培を進めていく過程で、「青シソ」の葉の色が変色するなどの
生育不良を起こした際には、下図に示す'発酵油かす'を一摘み与えて
追肥を行います。

★鉢選び★
今回育てる「青シソ」は株が大きくなる上に根を深く張り、
土の栄養分を多く吸収する野菜です。
このため、今回の栽培では株が大きくなり根を深くまで張っても安定した
状態で育てることができ、収穫に期待が持てる'縦型ペットボトル鉢'を
使います。

なお、縦型ペットボトル鉢を新規で作られる方は
こちらをご参照の上作ってみて下さい。
★種蒔き作業に必要な道具★
種を蒔くときに必要な道具を下記に示しますので、各自ご用意下さい。
青シソの種、縦型ペットボトル鉢、移植ゴテ、
粒状培養土、種蒔き用土、ジョウロ

★種蒔き作業時の注意点★
・「青シソの種」は発芽しにくいため、播種前に半日程度水に浸しておく。
・「青シソの種」は好光性種子のため、播種後の覆土は薄めにかけること。
・播種後の水やりは種が流れない程度にたっぷりと与えること。
・播種後の防虫対策として、ガーゼ(もしくは防虫ネット)をかけること。
★種蒔き作業手順★

「青シソの種」を種蒔き作業の半日前に水に浸しておきます。
※「青シソの種」を半日前ほど水に浸すことで発芽しやすくします。

'縦型ペットボトル鉢'に「粒状培養土」を鉢の縁から3(cm)下まで入れ、
さらに、「種蒔き用土」を5(mm)程度かけます。
※ 「種蒔き用土」をかけることで種と土を密着させ、種を発芽しやすくします。

粒状培養土を入れたら「青シソの種」を点蒔きします。
このとき、種と種の間隔は1(cm)程度開けて蒔くようにして下さい。

青シソの種を蒔いたら「粒状培養土」を1(cm)程度の厚さに覆土し、
「ジョウロ」でたっぷりと水を与えて、種蒔き作業は完了です。
★最後に★
皆さん、「青シソ」の種を蒔くことはできたでしょうか?
種を蒔いた鉢は日当たりのよい場所に置いて育てるようにしましょう。
最後に、今回の「青シソ」の種蒔き作業にかかった費用を
以下に示しますのでご参考ください。
◆青シソの種蒔き作業にかかった費用◆
購入した商品 | 数 量 | 単 価 | 金 額 |
青シソの種 | 1 | 157円 | 157円 |
粒状培養土(5L) | 1 | 398円 | 159円 (2L使用) |
移植ゴテ | 1 | 108円 | 108円 |
ジョウロ | 1 | 108円 | 108円 |
篩 | 1 | 108円 | 108円 |
合計金額 | 640円 |
※ 「縦型ペットボトル鉢」を新規で製作する場合は別途費用が掛かります。
【次回のお話に続く】
ブログ管理人 M.Ishii