03月
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3/22 「サラダ水菜」栽培第二部を始めるぜぇ!!
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[サラダ水菜] ブログ村キーワード:ペットボトル栽培、葉物野菜
本ブログをご覧頂きありがとうございます。
少しの時間だけ、ペットボトル栽培のお話にお付き合い下さい。
あの悲しい結末から早くも二週間が経過しました。
順調に育っていたはずの「サラダ水菜」が厳しい寒さにより葉枯れし
防寒対策の重要さ について身を持って体験することになり、
これを教訓にして、前回の栽培で改善すべきところは改善し
今回から新たな栽培を始めることにしました。
前回の栽培では二つ折り型ペットボトルに直播きして育てましたが、
今回は二ヶ月後に引っ越しを控えていることから同様の直播きはせず
育苗させてから植え付ける栽培方法で行いたいと思います。
それでは早速、皆さんにも「サラダ水菜」を育ててもらえるように
これから実例を交えて詳しく解説していくことにしましょう。
★品種選び★
「水菜」は葉柄が白くて細長く、葉の形状がギザギザと
切れ込みがあるのが特徴で、早春から初秋に育てることができる野菜です。
この「水菜」は古くから大阪や京都などで栽培され、
江戸時代に全国に普及されました。
「水菜」は葉の切れ込みが浅く葉柄ががっしりと太い広茎種のことで、
関東系の品種を差しています。
「水菜」とよく似た'京菜'は葉の切れ込みが深く葉柄が細い千筋種で、
関西系の品種のことをいいます。
また、'ミブナ'は「水菜」の変種で、京都の壬生地区で古くから栽培され、
「水菜」と違って葉に切れ込みがなく葉が細長い卵形で
欠刻がないのが特徴とされ、'丸葉水菜'とも呼ばれています。
今回育てる「サラダ水菜」は、近年生野菜サラダとして生食する習慣が
根付いてきたことから、この用途に適する関西系の品種を改良した
食べやすい水菜になります。
さて、販売各社から出ている「サラダ水菜」の種による生長の違いは
さほどありませんので、皆さんのお好みでお選びください。
今回の栽培ではサカタのタネ社の「早生水天」という品種を選び、
生長する様子をお伝えしていきたいと思います。
上の写真でも示していますが、「サラダ水菜」の種には
品種によって色の付いた薬剤が塗布されているものがあります。
これは薬剤処理といって、発芽直後に土壌被害などから種を守るために
予め色の付いた薬剤を塗布したもので、このような薬剤処理された種には
必ず種袋の裏側にどのような薬剤を塗布したかが記載されています。
★播種時期と発芽日数★
品種による多少の誤差はありますが、
「サラダ水菜」の播種時期と発芽日数は以下のようになります。
播種時期:3月中旬~10月上旬
発芽日数:播種後3~5日
発芽率:85%
発芽適温(地温):20~30℃
※ 上記のデータはいずれも中間地(温暖地)によるものです。
★使用する土★
「サラダ水菜」を育てるときに使用する土は
市販の野菜用培養土であれば問題なく育てることができます。
しかし、今回の栽培では初めから一つの鉢で育てることはせず、
小さな鉢に種を蒔いて育苗させた後、大きめの鉢に植え付けるという
二段構えで育てることになるため、育苗時と植え付け後で使用する
培養土はそれぞれに適したものを使い分ける必要があります。
従って、育苗時に使用する土は種から発芽させ苗を育てることを
目的とすることから'市販の粒状種蒔き用培養土'を200(ml)用います。
植え付け後に使用する土は植え付けた「サラダ水菜」の生育を
よくしないといけませんのでしっかりと元肥を施す必要があり、
下図に示す'市販の粒状野菜用培養土'を2(L)使用するのに対して
'発酵油かす'を一摘み混ぜ込んだ土を使います。
'発酵油かす'は葉の生育を良くするために用いるもので、
葉の色が悪くなったときに追肥としても利用します。
★鉢選び★
今回育てる「サラダ水菜」は根をそれほど張る野菜ではありません。
しかしながら、今回の栽培では初めから一つの鉢で育てることはせず、
小さな鉢に種を蒔いて育苗させた後、大きめの鉢に植え付けるという
二段構えで育てることから、育苗時と植え付け後で使用する鉢も
それぞれに適したものを使い分ける必要があります。
従って、育苗時に使用する鉢は種から発芽させ苗を育てることを
目的としますので'小型ペットボトル鉢'を使います。
植え付け後に使用する鉢は根を深く張っても問題なく育てることができ、
安定した収穫が期待できる'二つ折り型ペットボトル鉢'を使います。
なお、2種類のペットボトル鉢を新規で作られる方は
下記のリンクをご参照の上製作してみてください。
【小型ペットボトル鉢の作り方】 【二つ折り型ペットボトル鉢の作り方】
★種蒔き作業に必要な道具★
種を蒔くときに必要な道具を下記に示しますので、各自ご用意ください。
サラダ水菜の種、小型ペットボトル鉢、霧吹き、移植ゴテ、
粒状種蒔き用培養土、ガーゼ(もしくは防虫ネット)、麻ヒモ
★種蒔き作業時の注意点★
・種を蒔いた後の覆土は厚さ1(cm)程度にすること。
・播種後の水やりはたっぷりと与えること。
・播種後の防鳥対策として、ガーゼ(もしくは防虫ネット)をかけること。
★種蒔き作業手順★
'小型ペットボトル鉢'に「粒状種蒔き用培養土」を入れます。
粒状種蒔き用培養土は鉢の縁から3(cm)下まで入れるとよいでしょう。
また、粒状種蒔き用培養土を粉末状にした土を薄くかけることにより、
種を発芽しやすくすることができます。
種蒔き用培養土を入れたら「サラダ水菜の種」を点蒔きします。
このとき、種と種の間隔は1(cm)程度開けて蒔くようにして下さい。
'サラダ水菜の種'を蒔いたら「粒状種蒔き用培養土」を薄めに覆土し、
水の入った「霧吹き」で土を湿らせます。
ペットボトル鉢に「ガーゼ(もしくは防虫ネット)」を被せ、
風で飛ばされないように「麻ヒモ」で固定し、もう一度水の入った
「霧吹き」で吹き付けて、種蒔き作業は完了です。
この作業は「サラダ水菜」の葉に寄り付く害虫から守る、
防虫対策として行っています。
「ガーゼ(もしくは防虫ネット)」を被せるのが面倒な場合は、
衣類用の洗濯ネットなどを使うとよいでしょう。
★最後に★
皆さん、「サラダ水菜」の種を蒔くことはできたでしょうか?
今回の栽培で種を蒔いた鉢は4鉢使用していますので、
これから育てる際には下図に示す1つのトレイに2鉢を入れると
管理しやすくなります。
トレイに入れた鉢は日当たりのよい場所に置いて育てるようにしましょう。
最後に、今回の「サラダ水菜」の種蒔き作業にかかった費用を
以下に示しますのでご参考ください。
◆サラダ水菜の種蒔き作業にかかった費用◆
購入した商品 | 数 量 | 単 価 | 金 額 |
サラダ水菜の種 | 1 | 269円 | 269円 |
霧吹き | 1 | 108円 | 108円 |
種蒔き用培養土<粒状>(5L) | 1 | 398円 | 16円 |
移植ゴテ | 1 | 108円 | 108円 |
麻ヒモ | 1 | 108円 | 108円 |
ガーゼ | 1 | 108円 | 108円 |
合計金額 | 717円 |
※ 「小型ペットボトル鉢」を新規で製作する場合は別途費用が掛かります。
【次回のお話に続く】
ブログ管理人 M.Ishii
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